米株とUSD

2015年 11 月 14 日
  1.前日の米株は暴落、ダウが約3.7%、S&Pが約3.6%、ナスダックが約4.3%のマイナスとなった。発表になった米小売り売上高が市場予測を下回ったほか、通期見通しが相次いで下方修正された百貨店銘柄株の年末商戦の行方が不安視されて下落が目立ち、終盤に伝えられたパリーのテロ事件のニュースも下げ足を促した。
  2.ドルは対円以外で上昇した:指標発表は予測に届かずですが、FRB高官の発言で、12月の米利上げはほぼ確実と受け止め主要通貨に対して上昇した。

EUR/USD

    緩やかなEUR安を誘導するドラギと、緩やかな利上げをしたいイエレン。私はその緩やかさに対する忍耐力はもはや有りません。

GBP

     昨夜はMPCの記事録発表で、前回と変わらずの「8対1」委員票数で現状維持が決まっていたことが明らかになった。利上げ票が増えていなかったことと、カニー総裁が「利上げは急がない」という姿勢を示したことによってBGPが187.75から185.33まで爆落。私はマイナス2万の損失。
    欧株が最初は上がっていたが、緩やかなドル高の進行によって資源関連株が売られて、終わりにかけて上げ幅を消した。
    結局昨日はまたもや「ドル高=資源国通貨売り」の構図に戻った。 そのドル高の原因ですが、前日の公聴会でのイエレンFRB議長の「12月の利上げは有りうる」という発言の由来だったと思う。